主催
(公社)日本分析化学会 液体クロマトグラフィー研究懇談会
協賛
(公社)日本化学会ほか
定員
60名
参加費
25,000円(1泊3食付き)
当日、受付にお支払いください。
キャンセル料が発生しますので、ご注意ください(詳細は LC懇のホームページ参照)。
開催趣旨
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)および高速液体クロマトグラフィー質量分析(LC/MS)は汎用分離分析法として分野を問わず活用され、新しいユーザーが絶え間なく誕生しています。HPLC およびLC/MSの初心者・中級者にとっては一日も早く関連技術を習得することが求められていますが、現場では様々なトラブルに遭遇し、その解決に苦労することも稀ではありません。
一方、分析値信頼性確保への社会的な高まりに応えるため、(公社)日本分析化学会は分析士資格認証制度を2010年度から創設して液体クロマトグラフィー(LC)分析士試験を実施し、2011年度からLC/MS分析士試験、2012年度からイオンクロマトグラフィー(IC)分析士試験をそれぞれ継続して実施しています。
2017年度までに分析士として登録された方は、2000名を超えています。
そこで、液体クロマトグラフィー研究懇談会(LC懇)ではHPLC、LC/MSならびに関連技術に関する基礎知識の習得と情報交換を行うため、「LC & LC/MS分析:成功のコツ」を本年度のメインテーマに掲げ、技術者・研究者・メーカー・ユーザーが一体となり、基礎から最前線までを泊り込みで勉強する研修会を企画しました。
オーバーナイトセッションでは分離科学的な専門知識に加え、人と人との絆を改めて考える切っ掛けとして、ヒューマンネットワークの構築についても学ぶ機会をつくりますので、奮ってご参加ください。
なお、本研修会終了後、同一時間帯に実施する①2018年度LC/MS分析士初段認証試験(2018年12月17日実施)筆記試験免除試験、②2019年度LC分析士初段認証試験(2019年7月実施予定)免除試験(いずれも無料。希望者のみ)に合格されますと、当該分析士初段認証試験の筆記試験が免除される特典があります(受験料は必要です)。
会期
2018年11月29日(木)・30日(金)
会場
箱根パークス吉野

住所:神奈川県足柄下群箱根町湯本茶屋139-5

電話:0460-85-8111(代表)

交通:①JR小田原駅から箱根登山鉄道、または②小田急新宿駅から小田急ロマンスカー、のいずれかで箱根湯本駅下車、徒歩12分または駅前ロータリーからシャトルバスで5分

URL:http://www.pax-yoshino.com/

参加申し込み方法
①参加者氏名、②連絡先(住所、電話番号、FAX番号、E-メールアドレス)、③オーバーナイトセッションで討論したい(聴いてみたい)テーマ(複数可)および④上記修了試験受験希望の有無(希望者は2B以上の黒鉛筆と消しゴムを持参ください。)を明記し、 2018年11月12日(月)までに下記参加申込先にメールでお申し込みください。
参加申込先
研修会実行委員長 中村 洋
なお、開催日が近付きましたら、無料送迎バスなどの情報を掲載しますのでLC懇のホームページ( https://www.lckon.org)をご覧ください。

プログラム

12.30-13.00
受付

総合司会 加藤尚志

1日目(2018年11月29日)

13.00-13.05
実行委員長の開会挨拶(東理大)中村 洋
13.05-13.15
世話人挨拶・施設説明(病態解析研究所)岡橋美貴子

基調講演

13.15-13.45
(座長:竹澤正明)
S0-1 LC & LC/MS分析:成功のコツ(東理大)○中村 洋

第1部 分析のコツ 

13.45-14.00
(座長:中村 洋)
S1-2 定性分析(東レリサーチセンター)○竹澤正明
14.00-14.15
(座長:竹澤正明)
S1-3 定量分析(総合環境分析)○大塚克弘
14.15-14.30
(座長:大塚克弘)
S1-4 バリデーション(産総研)○川口 研

第2部 分析の準備・結果報告のコツ

14.30-14.45
(座長:川口 研)
S2-5 関係法令の順守(化学物質評価研究機構)○坂牧 寛
14.45-15.00
(座長:坂牧 寛)
S2-6 文献調査(花王)○森内章博
15.00-15.15
(座長:森内章博)
S2-7 水の選択(メルク)○石井直恵
15.15-15.30
コーヒーブレイク
15.30-15.45
(座長:石井直恵)
S2-8 溶媒・試薬の選択と調製(和光純薬工業)○昆 亮輔
15.45-16.00
(座長:昆 亮輔)
S2-9 基材の選択(日本水産)○山口善郁
16.00-16.15
(座長:山口善郁)
S2-10 実験の記録(栗田工業)○榎本幹司
16.15-16.30
(座長:榎本幹司)
S2-11 プレゼンテーション(信和化工)○小林宏資
16.30-16.45
(座長:小林宏資)
S2-12 報告書の作成(エーザイ)○柿田 穣
16.45-17.00
(座長:柿田 穣)
S2-13 投稿論文作成から掲載まで(バイオタージ・ジャパン)○加藤尚志
17.00
チェックイン・入浴
18.00-20.00
夕食・情報交換会

オーバーナイトセッション

20.30-
オーバーナイトセッション(4グループに分かれて朝?まで討論)
①前処理&生体試料
②分離&充塡剤
③検出器&LC/MS
④ヒューマンネットワーク&分析バリデーション

2日目(2018年11月30日)

7.00-8.00
朝食

第3部 試料前処理のコツ

8.00-8.15
(座長:加藤尚志)
S3-14 ろ過(ヴェオリア・ウォーター)○黒木祥文
8.15-8.30
(座長:黒木祥文)
S3-15 ホモジナイズ(サンスター)○上中麻規子
8.30-8.45
(座長:上中麻規子)
S3-16 濃縮(残留農薬研究所)○坂 真智子
8.45-9.00
(座長:坂 真智子)
S3-17 乾燥(小林製薬)○大崎幸彦
9.00-9.15
(座長:大崎幸彦)
S3-18 溶媒抽出(病態解析研究所)○岡橋美貴子
9.15-9.30
(座長:岡橋美貴子)
S3-19 固相抽出(東洋製罐グループホールディングス)○細野寛子
9.30-9.45
(座長:細野寛子)
S3-20 超臨界流体抽出(日本分光)○寺田明孝
9.45-10.00
(座長:寺田明孝)
S3-21 除タンパク(第一三共)○合田竜弥
10.00-10.15
(座長:合田竜弥)
S3-22 カラムスイッチング(ジーエルサイエンス)○真野茉莉
10.15-10.30
コーヒーブレイク

第4部 LC分析、LC/MSにおけるカラム分離のコツ 

10.30-10.45
(座長:真野茉莉)
S4-23 分離モード選択のコツ(アジレント・テクノロジー)○熊谷浩樹
10.45-11.00
(座長:真野茉莉)
S4-24 順相クロマトグラフィー(アジレント・テクノロジー)○熊谷浩樹
11.00-11.15
(座長:真野茉莉)
S4-25 逆相クロマトグラフィー I(アジレント・テクノロジー)○熊谷浩樹 C18のみ
11.15-11.30
(座長:熊谷浩樹)
S4-26 逆相クロマトグラフィー II(Restek 日本支社)○渡邉一夫 C18以外
11.30-11.45
(座長:熊谷浩樹)
S4-27 HILIC(Restek 日本支社)○渡邉一夫
11.45-12.00
(座長:渡邉一夫)
S4-28 イオン交換クロマトグラフィー(日立ハイテクサイエンス)○清水克敏
12.00-12.45
昼食・記念撮影
12.45-13.00
(座長:清水克敏)
S4-29 イオン排除クロマトグラフィー(フジクラ)○市川進矢
13.00-13.15
(座長:市川進矢)
S4-30 アフィニティークロマトグラフィー(東京理科大学)○中村 洋
13.15-13.30
(座長:中村 洋)
S4-31 超臨界流体クロマトグラフィー(日本分光)○寺田明孝

第5部 HPLC分析における検出のコツ

13.30-13.45
(座長:寺田明孝)
S5-32 吸光光度検出(日本ウォーターズ)○朝日優介
13.45-14.00
(座長:朝日優介)
S5-33 蛍光検出(島津総合サービス)○三上博久
14.00-14.15
(座長:三上博久)
S5-34 電気化学検出(ジャスコエンジニアリング)○奈木野勇生
14.15-14.30
(座長:奈木野勇生)
S5-35 電気伝導度検出(Restek 日本支社)○渡邉一夫
14.30-14.45
(座長:渡邉一夫)
S5-36 蒸発光散乱検出(島津総合サービス)○三上博久
14.45-15.00
(座長:三上博久)
S5-37 誘導体化検出(味の素)○宮野 博
15.00-15.15
コーヒーブレイク

第6部 LC/MS分析のコツ

15.15-15.30
(座長:宮野 博)
S6-38 LC/MS(エムエス・ソリューションズ)○髙橋 豊
15.30-15.45
(座長:髙橋 豊)
S6-39 ESI(日本食品検査)○橘田 規
15.45-16.00
(座長: 髙橋 豊)
S6-40 APCI(日本食品検査)○橘田 規
16.00-16.15
(座長:橘田 規)
S6-41 QMS(出光興産)○村上祐子
16.15-16.30
(座長:村上祐子)
S6-42 TOF-MS(日本電子)○山本敏人
16.30-16.45
(座長:山本敏人)
S6-43 MS/MS(東レリサーチセンター)○竹澤正明
16.45-16.50
実行委員長の総括・閉会挨拶
17.00-17.30
(随時退出可能)
修了試験(希望者は下記①または②を無料で受験できます。4択式で出題された10問に30分でマークシートに解答する方式で、ほぼ60%の得点で合格。)
①2018年度LC/MS分析士初段認証試験(12月17日)筆記試験免除試験
②2019年度LC分析士初段認証試験筆記試験(7月予定)免除試験