主催
(公社)日本分析化学会 液体クロマトグラフィー研究懇談会
協賛
(公社)日本化学会ほか
定員
60名
参加費
25,000円(1泊3食付き)
当日、受付にお支払いください。
キャンセル料が発生しますので、ご注意ください(前日から起算して21日目以前無料、20日目以降20%、7日目以降30%、前日40%、当日13時前50%、当日13時以降100%)。
開催趣旨
 高速液体クロマトグラフィー(HPLC)および高速液体クロマトグラフィー質量分析(LC/MS)は汎用分離分析法として分野を問わず活用され、新しいユーザーが絶え間なく誕生しています。HPLC およびLC/MSの初心者・中級者にとっては一日も早く関連技術を習得することが求められていますが、現場では様々なトラブルに遭遇し、その解決に苦労することも稀ではありません。一方、分析値信頼性確保への社会的な高まりに応えるため、(公社)日本分析化学会は分析士資格認証制度を2010年度から創設して液体クロマトグラフィー(LC)分析士試験を実施し、2011年度からLC/MS分析士試験、2012年度からイオンクロマトグラフィー(IC)分析士試験をそれぞれ継続して実施しています。2018年度までに分析士として登録された方は、ほぼ2200名に達しています。
 そこで、液体クロマトグラフィー研究懇談会(LC懇)ではHPLC、LC/MSならびに関連技術に関する基礎知識の習得と情報交換を行うため、「分析とヒューマンネットワーク」を令和元年のメインテーマに掲げました。この研修会では、技術者・研究者・メーカー・ユーザーが一体となり、基礎から最前線までを泊り込みで勉強します。また、オーバーナイトセッションでは分離科学的な専門知識に加え、人と人との絆を改めて考える切っ掛けとして、ヒューマンネットワークの構築についても学ぶ機会をつくりますので、奮ってご参加ください。なお、本研修会終了後、同一時間帯に実施する①2019年度LC/MS分析士初段認証試験(2019年11月27日実施)筆記試験免除試験、②2020年度LC分析士初段認証試験(7月実施予定)免除試験(いずれも無料。希望者のみ)に合格されますと、当該分析士初段認証試験の筆記試験が免除される特典があります(受験料は必要です)。
会期
2019年11月25日(月)・26日(火)
会場
マホロバ・マインズ三浦

住所:〒238-0101 神奈川県三浦市南下浦町上宮田 3231

電話:0120-046-891

交通:①電車、品川から京急線「三浦海岸駅」(64分)下車、無料送迎バス(5分)または②車、東京方面から横浜横須賀道路にて佐原ICで降り約15分

URL:https://www.maholova-minds.com/biz/access/index.php

参加申し込み方法
①参加者氏名、②連絡先(住所、電話番号、E-メール、③オーバーナイトセッションで討論したい(聴いてみたい)テーマ1つ、④上記修了試験受験希望の有無(希望者はLCかLC/MSかの区分を記載。当日2B以上の黒鉛筆と消しゴムを持参)を明記し、 2019年11月5日(火)までに下記参加申込先にメールでお申し込みください。
参加申込先
研修会実行委員長 中村 洋 E-mail: nakamura@jsac.or.jp
なお、開催日が近付きましたら、無料送迎バスなどの情報を掲載しますのでLC懇のホームページ( https://www.lckon.org)をご覧ください。


プログラム

12.30-13.00
受付

総合司会 小林宏資

1日目(11月25日)

13.00-13.05
実行委員長の開会挨拶(東理大)中村 洋
13.05-13.15
世話人挨拶・施設説明(東ソー)伊藤誠治

基調講演

13.15-13.45
(座長:竹澤正明)
S0-1 LC & LC/MS:分析とヒューマンネットワーク(東理大)中村 洋

第1部 ヒューマンネットワーク

13.45-14.00
(座長:中村 洋)
S1-2 研究者としての在り方(東レリサーチセンター)〇竹澤正明
14.00-14.15
(座長:竹澤正明)
S1-3 組織人としての在り方(栗田工業)〇榎本幹司
14.15-14.30
(座長:榎本幹司)
S1-4 コンプライアンスの考え方(化学物質評価研究機構)○坂牧 寛
14.30-14.45
(座長:坂牧 寛)
S1-5 部下と私(総合環境分析)○大塚克弘
14.45-15.00
(座長:大塚克弘)
S1-6 同輩と私(花王)○森内章博
15.00-15.15
(座長:森内章博)
S1-7 上司と私(東洋製罐グループホールディングス)○大塚貴子
15.15-15.30
コーヒーブレイク

第2部 実験の基本

15.30-15.45
(座長:大塚貴子)
S2-8 水の選択(メルク)〇石井直恵
15.45-16.00
(座長:石井直恵)
S2-9 溶媒・試薬の選択(和光純薬工業)○昆 亮輔
16.00-16.15
(座長:昆 亮輔)
S2-10 基材の選択(関東化学)○澤田 豊
16.15-16.30
(座長:澤田 豊)
S2-11 機器の選択(アジレント・テクノロジー)○熊谷浩樹
16.30-16.45
(座長:熊谷浩樹)
S2-12 メーカーの選択(エーザイ)○柿田 穣
16.45-17.00
(座長:柿田 穣)
S2-13 学会と学会誌の選択(信和加工)〇小林宏資
17.00
チェックイン・入浴
18.00-20.00
夕食・情報交換会
20.30-
オーバーナイトセッション(4グループに分かれて朝?まで討論)
①前処理&生体試料、②分離&充塡剤、③検出器&LC/MS、④ヒューマンネットワーク&分析バリデーション

2日目(11月26日)

7.00-8.00
朝食

第3部 試料前処理の勘所

8.00-8.15
(座長:小林宏資)
S3-14 ろ過(ヴェオリア・ウォーター)○黒木祥文
8.15-8.30
(座長:黒木祥文)
S3-15 ホモジナイズ(サンスター)○上中麻規子
8.30-8.45
(座長:上中麻規子)
S3-16 濃縮(残留農薬研究所)○坂 真智子
8.45-9.00
(座長:坂 真智子)
S3-17 乾燥(小林製薬)○大久保淳史
9.00-9.15
(座長:大久保淳史)
S3-18 溶媒抽出(病態解析研究所)○岡橋美貴子
9.15-9.30
(座長:岡橋美貴子)
S3-19 固相抽出(近畿大学)○戸谷昭善
9.30-9.45
(座長:戸谷昭善)
S3-20 超臨界流体抽出(日本分光)○寺田明孝
9.45-10.00
(座長:寺田明孝)
S3-21 除タンパク(第一三共)○合田竜弥
10.00-10.15
(座長:寺田明孝)
S3-22 カラムスイッチング(第一三共)○合田竜弥
10.15-10.30
コーヒーブレイク

第4部 LC分析、LC/MSにおけるカラム分離の勘所

10.30-10.45
(座長:合田竜弥)
S4-23 分離モード選択のコツ(アジレント・テクノロジー)○熊谷浩樹
10.45-11.00
(座長:熊谷浩樹)
S4-24 順相クロマトグラフィー(味の素)○中山 聡
11.00-11.15
(座長:中山 聡)
S4-25 逆相クロマトグラフィー(クロマニックテクノロジーズ)○長江徳和
11.15-11.30
(座長:長江徳和)
S4-26 光学分割クロマトグラフィー(信和化工)○小林宏資
11.30-11.45
(座長:小林宏資)
S4-27 HILIC(クロマニックテクノロジーズ)○長江徳和
11.45-12.00
(座長:長江徳和)
S4-28 イオン交換クロマトグラフィー(日立ハイテクサイエンス)○清水克敏
12.00-12.45
昼食・記念撮影
12.45-13.00
(座長:清水克敏)
S4-29 イオン排除クロマトグラフィー(フジクラ)○市川進矢
13.00-13.15
(座長:市川進矢)
S4-30 アフィニティークロマトグラフィー(東ソー)○伊藤誠治

第5部 HPLC分析における検出の勘所

13.15-13.30
(座長:伊藤誠治)
S5-31 示差屈折率検出器(横浜薬科大学)○望月直樹
13.30-13.45
(座長:望月直樹)
S5-32 吸光光度検出(日本ウォーターズ)○朝日優介
13.45-14.00
(座長:朝日優介)
S5-33 蛍光検出(島津総合サービス)○三上博久
14.00-14.15
(座長:三上博久)
S5-34 電気化学検出(ジャスコエンジニアリング)○島崎裕紀
14.15-14.30
(座長:島崎裕紀)
S5-35 電気伝導度検出(産総研)○川口 研
14.30-14.45
(座長:川口 研)
S5-36 蒸発光散乱検出(島津総合サービス)○三上博久
14.45-15.00
(座長:三上博久)
S5-37 誘導体化検出(味の素)○中山 聡
15.00-15.15
コーヒーブレイク

第6部 LC/MS分析の勘所

15.15-15.30
(座長:中山 聡)
S6-38 LC/MS概論(エムエス・ソリューションズ)○髙橋 豊
15.30-15.45
(座長:髙橋 豊)
S6-39 ESI(東洋合成工業)○小林宣章
15.45-16.00
(座長: 小林宣章)
S6-40 APCI(日本食品検査)○橘田 規
16.00-16.15
(座長:橘田 規)
S6-41 QMS(出光興産)○村上祐子
16.15-16.30
(座長:村上祐子)
S6-42 TOF-MS(日本電子)○山本敏人
16.30-16.45
(座長:山本敏人)
S6-43 MS/MS(東レリサーチセンター)○竹澤正明
16.45-16.50
実行委員長の総括・閉会挨拶
17.00-17.30
(随時退出可能)
修了試験(希望者は下記①または②を無料で受験できます。4択式で出題された10問に30分でマークシートに解答する方式で、ほぼ60%の得点で合格。)
①2019年度LC/MS分析士初段認証試験(11月27日)筆記試験免除試験
②2020年度LC分析士初段認証試験筆記試験(7月予定)免除試験